『Advanced Style』人生の上級者@大人ミニマルシック
公開を待っていた海外ブログのドキュメンタリー映画『Advanced Style』
写真家アリ・セス・コーエンが4年間密着して撮ったNYマダムたちは、60歳から100歳の “おしゃれな大人の女性”。
ニューヨークというファッション最先端の都市を、背筋を伸ばし闊歩する彼女たちは、一流メゾンの高級品を着こなし、好きなものを主張し、ユニークな小物を取り入れてスタイリングを楽しんでいる。
内面から湧き出るパワフルな魅力は、まだまだ「ひよっこ」の私たちに、ファッションの素晴らしさ、人生の楽しさを伝えてくれている。
時々、特に私たち女性は、「老いる」ことを怖く感じる。
体力が落ちて、身体の変化を感じ、オシャレ、という意識も遠ざかってくるような。
何を着ても似合わない。。
何を着ていいかわからない。。
とにかくラクで、無難な服でいい。。
主人も子供も、誰も私のことなんて関心が無いから。。
そんなお話を伺うことが多い、私たち世代。
でもね、ファッションは、おしゃれは、誰の為でもない、自分の為のもの。
パーソナルスタイリングのカウンセリングで、必ずいつも再確認する・・
誰もが、メイクをして、ファッションの話をして、自分のおしゃれの方向性が見え始めると、目がキラキラしてきて、頬が紅潮してきて、本当にかわいい女性になる。
「私、こんなにきれいなんだ」という気持ちが、仕事や日常の生活をこなしていくのに、明るいエネルギーをくれる。
周りの人とのコミュニケーションも、いつもよりスムーズにいくかもしれない。
辛いことも、軽くスルーできるかもしれない。
顔を上げて前を向いて、自信を持って、勇気を持って、何かに挑めるかもしれない。
何となく、アンチエイジングという言葉に敏感になっているのなら、この映画、写真集は、もっと気楽に、おしゃれに生きられるコツを教えてくれる。
上手にきれいに楽しく “年を重ねていく” それは、“魅力を積み重ねていく” こと。ホンモノのファッション発信地をランウェイのように歩く『Advanced Style』のNYマダムたちは、自らを “人生の上級者” と誇る。
「コーディネートでどうしても似合うイヤリングがなくて探し続け、コーディネートが完成するまで7年かかったものもある。未完成の絵と同じ」というファッションに対して完璧主義者もいる。
現実的な体力の衰えや、不可能になっていく様々なライフスタイルに直面しながらも、揺るぎない自分の個性と魅力を発信し続ける姿勢には感動する。
すごい。。スクリーンの中でシワシワの顔で思い切り笑う彼女たちに胸がキュンとして、愛おしいと感じた。
とりあえず、元気になれるファッションのご提案☆
今年、カラフルな色モノをいつもの定番色スタイリングに投入してみる。
こんな感じで・・・いくつになってもYOU ♡ FASHION で・・・ね!
RIKA