私とは？@銀座 鮨ふじ田//
昨日、親しくさせていただいている製本会社の社長さんと会食をした。
国内外各地を飛び回っている彼の様々な知識と情報はジャンル問わず幅広く、おまけに趣味は『食』というグルメ。
この日も、銀座の 『鮨ふじ田』で、『お任せ』ならぬ『わがまま』コース。
こんなことは、あらゆる場所の様々な食べ物を食し、釣りもして、料理もして。。という、食にかなり精通している彼でないと板長さんに太刀打ちできない。
［鮨 ふじ田］小さい入口でうっかり通り過ぎてしまうほどの、隠れ家的なお店。特別感を満喫できる♡
筍、からすみ和え。季節を堪能できる旬のものを美しく。 器も本当にすべて美しい。
卵の殻を真似て作られたという“うすはり”お猪口。乳白色が美しく、軽く、１ミリという薄さ。江戸から明治時代にかけて輸出されていた“卵殻手（らんかくで）”という磁器で、唇に触れる繊細な飲み口は、お酒の風味をさらに高めてくれる。
無形文化財のお猪口。好きな器を選ばせてくれて、うんちくも聞くことができる。素晴らしい器にうっとり、さらに美酒に酔ってしまう〜♡
七厘でゆっくり焼いてくれる産地直送の新鮮な素材に舌鼓。
最近の活字離れについて、書物の装丁について。。贅沢なお料理を前に、楽しい会話を楽しみながら。。
彼は、自分の『私』分析を語り出した。
彼から見る『私』を切々と言葉に変えて発信してくる。
皆、自分で自分のことって、意外にわからないものだ。
思い込みーーー
謙遜ーーー
虚栄ーーー
やはり独断と偏見があるような気がする。
私の父はジャーナリストという仕事柄か、亡くなるまで、とにかく言葉で文章でありとあらゆるものを表現し、伝えてくれていた。
ずっと、『リカさんは。。。』と微細なことでも気がついたら言ってくれていた。
時には、夜中でも早朝でも電話をくれたり、数枚に渡る手紙を書いて送ってくれた。
そこには自分の知らない自分を見つけることができて、元気をもらったり、反省材料になったり、誤解が解けたり、迷子になりそうな時は道しるべが見えて来たり。。と、とても役立っていたのだと思う。
もちろん、年頃の私は、『うるさいな～、わかってるって！』と思ったことも多々あった。人から言われる『自分』像は怖いものだし。。ショックも受けるし、悔しくもなる。
でも、長い目で見た時、そんな風に私のことを思ってくれて、見ていてくれて、知らぬ間に外側に発信している『私とは？』を伝えてくれる、この日会った諸先輩方や、友人達がいてくれることは、本当にありがたい。感謝している。
怪しい占いやネットの血液型判断、なんていうものよりも、近くにいる人、自分を大切にしてくれる人の言葉に耳を傾けて『自分とは？』を受け入れてみて欲しい。新しい発見があって、問題を解決する糸口になったり、心がスッキリすると思う。
もちろん振り回されたり、ブレるのは良くない。自分で自分を知り、自分で答えを出すための、つまり自分アンケートと思えばいい。
スタイリングやメンタルのカウンセリングで多くの方々とお会いし、その方の『自分とは？』を紐解くサポートをしている私でも、実は時々、第三者の『私とは？』論を拝聴し、多くを教えられることがある。
足を止めて自分を見つめる良い機会になる。
ふと空を見上げて。『自分とは？』どう見えている？
カンヌでグランプリを受賞したという素晴らしいCMを見つけた。是非見てもらいたい。
Dove Real Beauty Sketch CM world
自分が思う『私とは？』人が見ている『私とは？』
かなり違いがあるようで。。
RIKA
店主の藤田真一郎氏。お料理作っている時は厳しい凛としたお姿なのだが。こんなお茶目なイケメン料理人。
鮨 ふじ田
東京都中央区銀座3-13-5
Tel: 03-6278-7018