ジュエリー&アクセサリーの保管//
私は、通算10年以上もジュエリー関連の企業でプレス、販売、企画、買付けなどの仕事をしてきたので、本当にいろいろな種類のアクセサリー、ジュエリーを見て、触れてきた。
研修や試験も経験し、ダイヤや半貴石の鑑定や鑑別、修理やパーツの知識などもあると思う。
けれど、日常の中で、扱い方や保管、収納に関する雑学だけが、実際に役立っているのかも。。?
そこで、今回は、ジュエリー、アクセサリーの保管方法について。
★チェーン★
細いチェーンがジュエリーボックスの中で絡まった。。というお客様が本当に多く、店舗に“お団子”のようになってしまったチェーンの塊を持ち込む方もいらっしゃった。
無理にほどいたり引っ張ると切れてしまう場合もあり、どうしてもほどけない時は、お店に持ち込むのが賢明。
チェーンの種類にもよるが、切ってしまうと、ひとコマの繋ぎ部分のロウ付けが壊れてしまったり、修理にかなりの費用がかかってしまったり、ものによっては、つなぐ事ができないチェーンもある。
とりあえず、着用する時にイライラしない為にも、まずは絡まらないように保管することをおすすめ!
①小さめのジップ袋にチェーンを入れて、プレートと引き輪下を2カ所、ジップ部分で固定する。
これをするだけで、絡まらなくなる。
②長いチェーンの場合は、チェーンを入れ2カ所をジップ部分で固定したら、そのままくるくると丸めて、これをさらにジップ袋に入れておく。
★ピアス・イヤリング★
ジップ袋に一つ入れてこれを、さらにもう一つのジップ袋に入れてペアにしておく。
2つのピアスが触れないようにしておくと、摩擦で傷つくのを防ぐことができる。
★パールネックレス★
本真珠は、本当に繊細なものなので、本来、着用後、柔らかい布で軽く拭いて汗や皮脂などを拭う方が良い。
傷もつきやすいので、ティッシュを真珠部分にくるくる巻いてからケースなどに保管する。
★シルバー製品★
市販でシルバー製品をきれいにするクリーニング液があり、確かに浸けるだけで一瞬にして白く、きれいになる。
が。。。!!
実は。。このクリーニング液を使用すると、黒く酸化するスピードが早くなる。
また、シルバー磨きの研磨布で拭くことも、表面を削ってしまうので、デザインやモノによってはおすすめしない。
一番いいのは、
①コップに中性洗剤を水で薄めたものを作り、中にジュエリーを入れ少し浸けておく。
②凹凸のあるものは、歯ブラシなどを優しく使って汚れをとる。
③水で軽くすすいで完了。タオルなどで水分をしっかりとり、しばらく乾燥させておく。
④ジップ袋などに入れて空気に触れないように保管。
この洗浄方法は、ゴールドでもシルバーでもプラチナでも。。ストーン、ダイヤでも大丈夫なやり方で、真珠以外のジュエリーなら、一番負担をかけずに、きれいな状態を維持できる。
また、ジュエリー店で音波洗浄機による洗浄をお願いするのも便利なので、機会があれば利用してみるのも。通常無料でやってくれる。
小さいジップ袋も、購入した際に捨てずにとっておいて利用できるし、ジュエリー、アクセサリー店で購入した際にお願いしてみれば、数枚余分にもらえるかもしれない。
最後に、旅行に便利なジュエリーケースをご紹介。
柔らかいベロアでできた丸い巾着ケース。
側面がぐるりと小さいポケットになっていて、リングやピアスを入れることができる。
底にはクッションが入っているので、パールネックレスや傷つきやすいものでも安心。
滞在先では、巾着を全開してトレイのようにして、そのままジュエリーの置き場にしている。
ジュエリーは、日常に使用するもの以外、できるだけ空気に触れないようにする方が良い。
次のシーズンまで保管したいものなどは、ジップ袋に入れたり、サランラップで巻いておいたりしておくと、いざ着用する時、きれいな状態ですぐ着けられるので手間も省ける。
いつもスタイリングで活躍してくれる、お気に入りのジュエリー、アクセサリーは、大切に休ませてあげてください♡
RIKA