US子育てtrivia #2//

今回のトリビアも、本当は、自分でもよくあんな事できたな~と思うような、アメリカ子育て事情。(決して真似しないでください)

 

やっと、息子が、つかまり立ちをし出した頃。

突然の夜からの高熱。

氷枕でも、薬を飲ませても、座薬をしても下がらず。。。

あれよあれよ、という間に、どんどん上昇~~

もう、深夜。。

 

小児科のホームドクターに連絡する。

横では、真っ赤な顔をして、ぐったりしている彼。

泣きたくなる私。。

 

そこで、そのホームドクターからのアドバイスが。。。

受話器の向こうから、『What ???』と耳を疑う指示。

 

すごいですよ、この処置方法。

『落ち着いてください。ミセス・ゴトウ。

まず、バスタブに水を張って下さい。お湯ではなく、水です。

で、その中に***(息子)を入れて下さい。30分ほどそのまま、遊ばせてください。

おそらく30分ほどすると、唇が青くなり、ブルブル震えてきます。

そうしたら、出してあげて、そのまま寝かせてください。

明日の朝一番に予約を入れておきますので、連れて来て下さい』

この時の私は、もう、従うしかなかった。正直、いろいろな意味での恐怖が頭をグルグル。。オーバーだけれど、もう時限爆弾のどの色の電線を切るか。。みたいな(映画の見過ぎ?)

まさにこんな感じ。プールか、って。。

まさにこんな感じ。プールか、って。。

40度超えてぐったりしていた息子を、勇気を出して水の中へ。。

入れたとたん『Wow~!!』と水の冷たさにビックリの彼。。

でも、なんと。。!!すぐにキャッキャと笑って遊び出した。

『ええっっっっぇえええ?』

さっきまでのぐったりが、嘘のように、嬉しそう。。

次に、バスタブの中の水を触って、再び『ええっっっっぇえええ?』

水が、どんどんお湯になっている。。。

 

ドクターは予言者か、と思う程、30分遊んだ後に、身体をガタガタ震わせてきた息子。

既にぬるめのお湯と化した”お風呂”から急いで引っ張り出す。

もう、本人普通の状態。。熱は平熱になっていた。

髪を乾かしてベッドに。

驚いたことに、翌朝もやや微熱だったが、その後クリニックへ行き、通常の治療で即、完治。

アメリカでは、日本とは異なった予防接種の義務があり、例えば日本脳炎の注射ではなく、セントルイス脳炎という予防注射を受けるし、2歳以降だっただろうか、脳膜炎予防の筋肉注射を太ももに垂直にグサっと受ける。

この時は、続く高熱で起こる、幼児の体力消耗、脱水症状、脳や耳へのダメージなど、いろいろな状況を回避する為に、ドクターが判断した緊急処置だったのだと思う。

しかし。。新米ママにとっては、荒療治というか、一生忘れられないすごい経験だった。

でも、そんな、あたふたしている新米ママをも一本の電話で動かしてしまう、ドクターの絶対的な自信と、親と医師間の信頼度をそこまで築いてきた数ヶ月の実績は、半端ないわ。。と。

pediatrics.jpg

人からの信頼を築き、感謝し、維持していくには、自分が日々精進していかなければ。。といつも思う。

子育てに頑張るママたちも、信頼できる小児科ドクターや先生、サポートしてくれる人たちと出会い、素敵な関係を築いて欲しい。

 

RIKA