ママとキッズの春・心オーガナイズ//

寒の戻りで、まだまだ寒い日があったり。。それでも時々、光の中に春の匂いを感じたり、道端の桜のつぼみが開いて、きれいなピンクの花になっていたり。。

Spring is just around the corner ! (春はすぐそこまで~♡)

 

 

さて、私の周りでも、春を直前に少し賑やかになってきている。

若いママたちは、この時期、新たな悩みを抱えていて、ちょっとナーバス。

キッズたちの受験、卒業、入学、進学、出会い、別れ。。いろいろな節目になる3月、4月。

 

以前カウンセリングをしていたママから、先日『最近、また夜泣きが復活してきました。。どうしましょ~リカさん~!』という連絡が入った。

ママのせわしない様子を感じて、敏感なキッズも少し情緒不安定になるケースもある。

別れと出会い、もしかしたら、3歳前のキッズにとっては初めての経験になるかもしれない。

 

きっと自分の家の次に長い時間を費やした場所、教室。

きっと自分の家の次に長い時間を費やした場所、教室。

 

最初の就学・・・ママと離れて初めての社会環境に入り、おそらく慣れるまで時間がかかっただろう。時間が経つにつれて落ち着いていき、楽しくなっていって、毎日お友達や先生と一緒にいることが習慣になる。

いろいろなことを共同生活の中で学び、身体全体で多くを吸収する。

赤ちゃんだった彼らが、どんどんしっかりしていく。

そんな場を彼らが卒業し、次の新しい環境にステップUPすることは、ママやパパにとっても、胸が熱くなる瞬間だと思う。

私の場合、アメリカと日本の行き来が多く、息子は通常の卒業や入学以外にも、複数の幼稚園や学校の転校があったので、やはり彼の「心のオーガナイズ」は大切に見守ってきた。

日本のアメリカンスクール自体、父親の一時的な駐在で入学してきている生徒が多かったので、転入、2~4年一緒に学び、アメリカ帰国。。という生徒がほとんど、という教育機関。

その中で、新しく入学してきた子供たちを普通に受け入れ、居心地の良い環境を整え、また、去って行く子供たちを愛情もって送り出してあげる。。

私も毎年、子供たちがたくさん涙を流し、哀しく胸が痛む瞬間を多く見てきた。

息子も彼の友人たちも、出会いと日々の楽しい時間の背中合わせに、いつも『別れ』を感じていた。

けれど、彼らは、その繰り返しの辛さを乗り越えて、友を送り出すことは『自分たちのネットワークが世界中どこまでも広がること』という考え方に変えていくことを学習した。同じ空間に居なくても、一緒に過ごした楽しい日々で心はずっと繋がっている、と。

今思えば、アメリカンスクールのような特異な学校の教諭、生徒たちは、深い愛情と心のオーガナイズのエキスパートだったのだと思う。

 

卒業式って親の私の方が大泣きした。。

卒業式って親の私の方が大泣きした。。

 

この時期、慣れ親しんだ場へ『さよなら』を告げるキッズたち。

新しい場へ『はじめまして』と一人で踏み込むキッズたち。

 

今、私がそんなキッズのいるママたちにお話しているのは:

①今いる場から次の場へ移ることの意味を話してあげる。

さよなら、別れ、は、次へのこんにちは、と同じ意味であるということ。

②書店で、何か話しやすいような絵本やDVDなど見つけられれば、読んであげたり、一緒に観たりするのもおすすめ。

③お兄ちゃん、お姉ちゃんになることを、自身で誇りに思えるように。

④別れてしまったお友達は、それぞれ新しい場でさらに新しい世界を楽しんで、今後は、それを報告し合うような関係性になっていく、ということ。同じ場にいなくても気持ちは繋がっているということを教えてあげる。

⑤新しい環境では、楽しいことがたくさんあって、自分をもっとお兄ちゃん、お姉ちゃんにするためのたくさんの素敵な体験があるということ。

こんなことをお話させていただいている。もちろん、キッズ一人一人の性格やご家庭の考え方もあるので、全てが当てはまるわけではないが。。

 

春はいつもよりちょっと丁寧に子供の心のオーガナイズ♡

春はいつもよりちょっと丁寧に子供の心のオーガナイズ♡

ママたち、この時期、改めて彼らの気持ちに耳を傾けて、思いを受け止めて、心のオーガナイズをしてあげて欲しい。

子供たちが素敵なスタートを切れるように。

“Good Luck to you all the kids ! ”


RIKA