オーガナイズ習慣//
子供にとっても、ご主人にとっても、もちろん私たち自身にとっても、
『片付け』
『整理整頓』
『掃除』
って、やはり、憂鬱で楽しくない響き。
でも、実際、疲れて帰宅して、ゆっくりくつろぎたい空間が、快適と思えないほどに散らかっていたりして、さらに気分がど~んと落ちてしまう。。なんていうのは、困りもの。
やらなくちゃ、片付けなくちゃ、と毎日毎日思えば思う程、どんどん嫌になってきて、実行まで遠くなっていく。。なんていう方々も多い。
先日、オーガナイズの必要性を面白い実例で訴えているアメリカの文献を見つけた。
わかりやすい例えなので、ご紹介。
両手に荷物を持って、疲れて帰宅する。
カギを回してドアを開けて、そのカギをどこかへポンっと放った。
その時、『あーあ。。いいや、後から拾おう』と思った。
結局、その後、着替え、食事、テレビ、入浴、そして眠ってしまった。
さて、翌朝、(ご想像できると思うが。。)
カギが無い。どこ?カギ~~~~!!!わ~遅刻する~~~!
朝から大騒ぎである。
教訓 >>>>> カギをあの時、拾って、決められた場所に戻していたら。。こんなことにはならなかった。。というのだ。ほんの数秒の1アクションである。
つまり、とても小さな『あとで。。』が、後から何十倍もの大きい仕事になって戻って来る。と。。
何でもそうだが、小さい仕事を放っておいて、それがどんどん積み重なり、大きくなってしまうと、誰でも手をつけるのが嫌になる。
特に、片付けや整理は、『小さいうちにやっつける』と『大きくなるまで放置しておく』の差が本当に大きい。
私たちオーガナイザーは、こうして、クライアントに、原因~結果、理由、などを理論的に本当に理解して納得してもらうように導き仕事をする。
クライアントにひとたび、理解をしてもらうと、リバウンドする確率が低いのである。
毎朝、めんどくさいな~と思うベッドメイキング、脱いだ洋服をハンガーにかけてクローゼットに戻す。。など。。
こんなことも、毎日していれば、1回数秒でできる小さなこと。でも、1週間さぼると、7回分+放置していたことで起こるさらなる仕事まで膨れ上がっていて、よいしょって、頑張らなければならない。
子供にオーガナイズの大切さを教える時に、まだ、ここまでの考え方を理解して実行するのが無理であれば、たとえば、週に1度、朝の30分、片付けタイムを作る。
週末の朝ご飯の前、出かける前の朝の30分。
または、夜寝る前の30分でもいい。
とにかく、シュウイチの習慣にしてしまう。
それだけでも、延々と積み重なる仕事は軽減されて、とりあえず、リセットされる。
大きい仕事を「さて、やろうか~」とエンジンをかけるのは、かなりの馬力が要るので、
小さいうちに、さっさと済ませてしまうのがコツである。
もしも、既に、大きくなってしまった仕事を、一人でリセットするのが本当にしんどい時は、プロのオーガナイザーの手を借りるのも一案。
そして、オーガナイズされたら、是非、そこからは小さい仕事を続けて欲しい。
ストレスフリーの毎日には、とても大切なこと。
RIKA