US子育てtrivia #6 Happy Thanksgiving//
先日、クリスマスのお話をしてしまい、遡ってThanksgiving。。はおかしい?
でも、実際のところ、アメリカでは、もう夏が終わる9月~年末まで
Halloween、Veterans Day、Thanksgiving Day、school festivalもあって、Christmas。。。めまぐるしいイベント続きで、もう順序関係なく、やっつけていく感じなので。。
同時進行で準備に勤しんだりする家庭も多いと思う。
アメリカでは11月の第4木曜日を『Thanksgiving Day』としてお祝いをする。
今年は、11月27日(木)
今日、第一番に息子から
『Happy Thanksgiving mom! 』とメッセージが届いた。
このThanksgiving Day、日本にはない祝日。
アメリカとカナダの祝日で、1週間近い長い休日になる。
カナダでは10月の第2月曜日とされ、これはカナダとアメリカでは収穫の時季が異なるので祝日も異なって設定されている。
家族と一緒に、テーブルを囲み、美味しい秋の食べ物をいただきながら秋の収穫を神に祈る。
我が家も、毎年、できるだけ小さめな(?) ターキーを予約して、内臓を取り出してもらって当日取りに行き、中に詰めるスタッフィングは、定番のりんご、レーズン、ホワイトマッシュルームなどをシーズニングを加えてオリジナルの味つけで。 ターキーのお腹に手を突っ込み洗い、スタッフィングを詰める。
野菜を敷き詰めたトレイにターキーを乗せ、背中からブスッと専用の温度計を挿してオーブンの中へ。。
グレービーソースを作り、クランベリージェリーのスライスを添える。
大好きなコーンブレッドを焼く。
マッシュドポテトとハニーグレイズドキャロットや他に温野菜もいろいろ。。
パンプキンパイはハロウィーンで焼くので、普通、Thanksgivingでは、ピーカンパイやチェリーパイを焼く。
家族や友人を家に招いて、そんなお料理を囲んでお祝いをしていた。
毎年、どこの家もパーティーの後には、このターキーが余って、1週間はターキーサンド、ターキーピラフやら、カレーにしたり。。と、
このLeftover(残り物)のターキーを、どう飽きないで消費できるか??というアイデアレシピの話題でもちきりになる。
息子が小学校の頃は、このThanksgivingの長いお休みに入る前の授業で、
ネイティブアメリカンの生活を再現してティピー(円錐形のテント)を作ったり、フェザーやドリームキャッチャーを飾ったり、インディアンジュエリーを着けてフェイスペインティングをしたりして、パイオニアスピリット(開拓精神)を尊び、伝統的なお祭りを祝う。
そして、『I am thankful for………』(私は、僕は……に感謝しています)という短冊のようなカードを作って学校内にペタペタ飾ったりしていた。
当時、当たり前のように行っていたのだが、
今思い返すと、こうして、感謝するものをきちんと考える、という機会を持つことは、とても素晴らしいことだったと思う。
アメリカンスクールの子供たちは、この感謝するモノを自由に、気の赴くまま書いていく。
『両親、家族、友達、先生』など、人に対して。
『健康、愛情、友情』といった形の無いものに対して。
『好きな本、自分に何かを教えてくれたスポーツ、思いを込めた土地』などに対して。。。
時代も違うので、Thanksgiving感謝祭の由来である、秋の収穫、とは遠いものだが、
子供たちは、この日、いつも『ありがとう』と思っているものを紙に書いて、
あらためて『ありがとう』を神に伝え、その感謝の意を大切に胸に留める。
勤労感謝の日、敬老の日、母の日、父の日。。。など目的がはっきりしている感謝をする日、ではなく、アメリカではこのThanksgiving Dayに、きっと自分が一番感謝しているものに
思いを馳せ、『ありがとう』と言う。
ニューヨークのMacy’sのThanksgiving Parade (感謝祭パレード)は有名だが、
このThanksgiving Dayの翌日の金曜日からは、感謝祭のプレゼントの売れ残り一掃セール、且つ、クリスマス商戦の始まり~という『Black Friday』も待っている。
秋から冬へ、忙しく日々を過ごしながら、
結局それは、温かく賑やかで楽しい時間を、愛する人たちと過ごす為だったりする。
そして、そのすべてに『ありがとう』
みなさまへ、Happy Thanksgiving !
RIKA