親子の対話と秋景色//
3連休、みなさま、どのようにスタートしているでしょうか?
私は、というと。。
相変わらず、元気でハードなスケジュール。
金曜の深夜までの仕事を終え、朝5時に帰宅後、シャワーを浴びながら、
ふと、本当に突然、
両親とお喋りしたくなり。。
そう、そのまま、また身支度をして、お墓参りに行ってきた。
場所は、なんと片道2時間以上かかる奥多摩である。
もう10年以上前に居なくなってしまった両親だが、今だに「お墓参り」というより
「お喋りをしに行く」という気持ちで訪れる。
もちろん、墓石を洗ったり、花を備えたり、という定番のお墓参りなのだが、
何故かいつも、私が一方的に
「ねぇ、聞いて」とか
「会いたいよ」という思いに駆られて行くことになる。
お供えの花が嫌いな二人にいつも持っていく花は、季節の花束。
お花屋さんでもお墓参り用とは言わず「ギフト用ブーケ」として作ってもらう。
今日は、幸運にも限定入荷したばかりという珍しい「ベルローズ」で。
大好きだったコーヒーを買って、掃除を済ませて綺麗になったお墓の前でコーヒーで乾杯し、
しばらくお喋りしてくる。
今、私の周りの友人たち、カウンセリングをしている女性たちにも、年齢的にご両親の介護で大変な日々を過ごしている方々が多い。
肉体的にも精神的にも、辛く、しんどく、逃げ出したい、と本音を漏らし、
自分をリセットする時間を持たないと、このゴールの見えない道のりで頑張れない、と。
そんな彼女たちを前に、私は実際のところ、言葉で気持ちを解したり、話を聞くことぐらいしか出来ない。
ただ、私も、両親の病院に通い、付き添った経験があり、
命の灯火を守る為に、その時の自分ができる全てのことをしてきた。
そんな自らの経験から、周りのさりげない支えがどれだけ大きいか理解しているつもりだ。
そして、やはり私は、お世話が大変でも、手を握ることができ、見つめ合うことができるご両親が、すぐ側にいてくれる彼女たちを羨ましく思う。
医療が進む現代社会では、さまざまな介護の問題が取り上げられ、簡単には答えは出てこない。
ただ、心豊かな自分を保ち、家族との深い繋がりをずっと大切にするためにも、
一人で頑張りすぎずに、時には誰かに甘え、話を聞いてもらうことは必要。
感情のオーガナイズをするためにも、上手に人の力を借りるべきである。日本ライフオーガナイズ協会にもメンタルオーガナイズを得意とするプロのオーガナイザーは多く在籍しているので、何らかサポートできると思う。
私は今日、徹夜で会いに行って両親に話を聞いてもらった。
お土産は、美しい紅葉と澄んだ空気。そして、揺るぎない心の豊かさ。
だらしない娘でごめんよ〜。いつも、ありがとう。
RIKA